アクセス数は絶好調なのに売上ゼロ?Webサイトの「目的」と「閲覧者」の大きなズレ

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アクセス数は絶好調なのに売上ゼロ?

「Webサイトのアクセス数が過去最高を記録!…でも、なぜかお問い合わせも売上も全然伸びない…」

そんな悩みを抱えているWeb担当者の皆さん、こんにちは!

今日のブログは、Webサイト運用のあるあるな悩みを、当社のベテランプランナー「ベテランさん」と、フレッシュな「新人さん」の会話形式で解き明かしていきます。


📈 アクセス数に一喜一憂する新人さん

新人さん「ベテランさーん!ちょっと聞いてくださいよ〜!😭」

ベテランさん「どうしたんだい、新人さん。そんなに慌てて。」

新人さん「私が担当している自社サイト、先月のアクセス数がついに過去最高になったんです!SNSでの反応も良くて!でも…肝心の商品が、全然売れてないんです…。レポートは良い数字なのに、どうして…。」

ベテランさん「なるほど。数字は伸びているのに成果に繋がらない、典型的な悩みだね。よし、それなら一つ、面白い例え話をしてみようか。」

新人さん「例え話、ですか?」

💇‍♂️ イケメン俳優のサイトで「髭剃り」を売るとどうなる?

ベテランさん「例えば、人気の若手イケメン俳優をたくさん起用した、きらびやかなWebサイトを作ったとしよう。ファンにとってはたまらないコンテンツが満載だ。」

新人さん「わあ、素敵ですね!ファンが殺到して、アクセス数はものすごいことになりそう…!✨」

ベテランさん「その通り。きっとSNSでバズって、君のサイトのようにアクセス数は過去最高を記録するだろうね。…では、ここで問題。このサイトの本当の目的が**『高性能な男性用髭剃りの販売』**だったら、どうなると思う?」

新人さん「えっ…髭剃り、ですか?うーん…サイトは人気でも、髭剃りは…あまり売れない、かも?」

ベテランさん「その通り。おそらく、ほとんど売れないだろうね。これこそが、君が今抱えている問題の“答え”なんだよ。」

新人さん「答え…!どういうことですか?💡」

🎯 「誰が来たか」が「何人来たか」より100倍重要

ベテランさん「イケメン俳優のサイトに集まってくるのは、誰かな?」

新人さん「主に、俳優さんたちのファンである若い女性たち、ですよね。」

ベテランさん「そうだね。彼女たちの目的は『好きな俳優の写真を見ること』であって、『髭剃りを買うこと』じゃない。サイトに表示される髭剃りの情報は、彼女たちにとっては目的の邪魔になる“ノイズ”でしかないんだ。」

新人さん「た、確かに…!」

ベテランさん「一方で、本当に髭剃りを買いたいと思っている男性たちは、そもそもそのサイトにたどり着くことすらない。結果、『閲覧者数は多いが、売上はゼロ』という、ビジネスとしては意味のないサイトが出来上がってしまう。これが、『サイトの目的』と『サイトの閲覧者』が全くの別物だということの証明さ。」

新人さん「なるほど…!うちのサイトも、ただアクセス数を集めることばかりに気を取られて、本当に商品を買ってくれる『誰か』のことを考えていなかったかもしれません…。」

🧭 あなたのサイトの羅針盤は「目的」

ベテランさん「その通り。Webサイトの成功は、アクセスの『量』だけでは測れない。**『設定した目的に対して、どれだけ貢献してくれる閲覧者を集められたか』という『質』**こそが最も重要なんだ。」

新人さん「質、ですか…。」

ベテランさん「Webサイト制作で最初に決めるべきなのは、この3つだ。」

  • ① 目的(ゴール): 商品を売りたいのか?問い合わせが欲しいのか?会社のことを知ってほしいのか?
  • ② ターゲット: その目的を達成してくれる「理想のお客様」は誰か?
  • ③ コンテンツ: その「理想のお客様」が心惹かれる情報は何か?

新人さん「目的、ターゲット、コンテンツ…。この3つが一貫していないと、いくら人を集めても意味がないんですね。」

ベテランさん「その通り。100万人の無関係な閲覧者よりも、購入意欲のある10人のお客様の方が、ビジネスにとっては遥かに価値がある。君のサイトも、もう一度この3つの原点に立ち返って見直してみるといい。きっと、やるべきことが見えてくるはずだよ。」

新人さん「はい!目からウロコでした!アクセス数という数字の魔力に惑わされていました。早速、チームでサイトの『目的』から見直してみます!ありがとうございました!」


まとめ

いかがでしたか? あなたのサイトは、
「イケメン俳優のサイトで髭剃りを売る」状態に陥っていませんか?
もう一度、ご自身のサイトの原点を見つめ直してみましょう。

  • あなたのサイトの「真の目的」は何ですか?
  • その目的を達成してくれる「理想のお客様」は誰ですか?
  • 今のサイトは、そのお客様の心に響く内容になっていますか?

アクセス数という分かりやすい指標も大切ですが、それ以上に
「質の高いアクセス」を集めることが、ビジネスの成功に繋がるのです。

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