92歳のAIチャレンジャーが教えてくれた「人生に引退はない」という真実

今日、私の教室に「未来」がやってきました。

訪れたのは92歳の男性。しかし、その瞳の輝きは10代の少年そのものでした。

信じられますか? 彼は80歳でパソコンを始め、そこから干支が一回りするほどの12年間、ひたすらにIT知識を積み上げてきたのです。そして92歳になった今、彼が手に取った新たな武器は「AI」。

実は、彼との最初の会話で、少し印象的な出来事がありました。

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私が年齢を尋ねても、彼は言葉を濁して、なかなか教えてくださらなかったのです。

何か言いにくい事情でもおありなのかと、私も少し身構えました。

しかし、後でその理由を打ち明けられ、私は胸が締め付けられました。
「正直に92歳だと言ったら、もう遅いと、入会を断られるんじゃないかと思って…」

なんと予想外の理由でしょうか?
彼は、ただ純粋に「学びたい」という一心で、
年齢という数字が壁になることを恐れていたのです。

私は、そんな彼の懸念を全力で否定しました。
断る? とんでもない!
私は断るどころか、92歳にして未知の扉を叩こうとする
その圧倒的な熱意に、言葉にできないほどのリスペクトを感じたのです。
世間の常識なんて関係ない。目の前にいるのは、誰よりも熱い挑戦者でした。

そして、彼を突き動かす原動力、それは「愛」でした。
「AI時代を生き抜く孫たちのために、まず自分が学び、道を示したい」

その言葉を聞いた時、私はハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けました。
私はどうだ? 60を過ぎて、「老後の働き方」なんて曖昧な計算をして守りに入っていなかったか?

目の前の彼は、92歳にして未だ「成長期」。
未知のテクノロジーを貪欲に吸収しようとするその姿勢は、まさにサムライ。
彼がキーボードを叩くその指先には、日本の未来が乗っているようにさえ見えました。

「もう歳だから」なんて言葉は、今日限りで私の辞書から消去します。
92歳の大先輩が不安を乗り越えて最前線に立っているのに、
60代のひよっこが弱音を吐いている場合じゃない!

人生、死ぬまで勉強。死ぬまで現役。
最高の刺激をありがとう。私もあなたのように生きたい!

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