対談:『ずっと先生』かく語りき ~教え沼のほとりで見つめる未来~
インタビュアー(以下、イ): 本日は、IT・AI教育の世界で「ずっと先生」として知られる〇〇さんにお話を伺います。〇〇さん、本日はよろしくお願いいたします。この「ずっと先生」というニックネーム、とてもユニークですよね。
ずっと先生(以下、先): いえいえ、こちらこそありがとうございます。いやぁ、その呼び名、少し照れますね(笑)。いつの間にか、周りの方々がそう呼んでくださるようになりまして。やはり「ずっと」教えているから、ということなんでしょうかねぇ。
イ: まさに、長年この道一筋でいらっしゃるのですね。主にITやAIの分野を教えていらっしゃるとのことですが、先生の指導スタイルには何か特別なこだわりがあるのでしょうか?
先: こだわり、と言えるほど立派なものではありませんが…やはり、マンツーマン指導でしょうか。一人ひとりの顔を見て、どこでつまずいているのか、どうすれば理解してもらえるのか、じっくり向き合いたいんです。時間はかかりますが、彼らが「あ、わかった!」って目を輝かせる瞬間を見るのが、何よりの喜びでしてね。
イ: その瞬間のために、ですね。IT・AI分野は技術の進歩が非常に速いですが、教える内容を常に最新の状態に保つのは大変ではないですか? 御年63歳と伺いましたが、そのバイタリティには驚かされます。
先: はは、もうそんな歳になりますか。いやいや、この世界にいる限り、学びは止められませんよ。正直、大変ですよ(笑)。でも、それがまた面白くもありましてね。最近はもっぱらインターネットの海を駆け巡ったり、YouTubeで新しい技術の解説動画を見たりするのが日課です。昔は分厚い専門書と格闘していましたが、今は情報収集の仕方も変わりましたね。
イ: 常にアンテナを張っていらっしゃるのですね。その情熱、本当に素晴らしいです。ただ…少し踏み込んだことをお伺いしてもよろしいでしょうか。マンツーマン指導で、それだけ時間をかけるとなると、時間効率や収益の面ではご苦労も多いのではないかと拝察いたしますが…。
先: うーん、そこは…お恥ずかしながら、耳が痛いところです(苦笑)。自他ともに認める不器用なものでしてね。お金儲けというのは、どうも下手なようです。もちろん、生活はしていかなければなりませんが、ついつい採算度外視でやってしまうことも…。
イ: それでも、そのスタイルを続けていらっしゃる。
先: ええ。…ただ、格好悪い話ですが、高価なプログラマー案件で自分の技術を試してみたいとか、補助金を活用して理想の教育環境を作ってみたいとか、そういう野望がふと頭をよぎることもあるんですよ。その時は、PCモニターに最新技術に関する無数のタブを開いて夢想したりもするんですが…。
イ: なるほど、人間らしい葛藤もお持ちなのですね。
先: そうなんです。でも、結局、目の前に「先生、新しいAI活用技術について教えてください!」なんて目をキラキラさせた受講生が現れると、もうダメですね(笑)。どんな高額案件よりも、そちらに心が動いてしまう。気づけば、先ほどまで見ていた学習系YouTubeチャンネルを一時停止して、彼らと熱く語り合っているんです。
イ: それが、いわゆる先生の「教え沼」というわけですね(笑)。
先: まさに、それです!抜け出そうと思っても、ますます深くハマっていくような…でも、それが心地よかったりもするんですから、我ながら困ったものですよ。
イ: そのお人柄と、絶え間ない学びの姿勢、そして何より教えることへの深い愛情が、「ずっと先生」として多くの人を惹きつけ、受講生の確かな成長に繋がっているのですね。本日は、貴重なお話を本当にありがとうございました。
先: こちらこそ、拙い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。