月額2万円超えの悪夢…ウェブサイト制作でドメイン移管を迫る業者に注意!

「自分でウェブサイトを作ろうとしたけれど、うまくいかない…」
「プロに任せれば安心だろう」

そんな風に考えてホームページ制作会社に依頼した結果、
思わぬ高額請求に悩まされている方はいませんか?

今回は、まさにそんな悪夢のような体験をされた林田さん(仮名)のお話です。
彼の経験談から、ウェブサイト制作を依頼する際に絶対に知っておくべき
「ドメイン」に関する注意点と、悪質な業者を見抜くポイントを解説します。

親切な提案に隠された罠

林田さんは、ウェブサイトの必要性を感じ、自ら「エックスサーバー」でサーバーを契約し、
ドメインも取得しました。
しかし、そこからのサイト制作が思うように進まず、ある制作会社に相談することに。

対応は丁寧で、専門用語もわかりやすく説明してくれたため、
すっかり信頼して契約することにしたそうです。

その際、業者からこんな提案がありました。

「お客様の方でドメインを取得されているのですね。
今後の管理をスムーズにするため、
弊社の管理アカウントにドメインを移管していただけないでしょうか。
面倒な更新手続きなども全て代行しますよ」

一見、とても親切な提案に聞こえます。林田さんも「プロに任せた方が管理も楽で安心だ」と思い、
言われるがままに、取得したばかりのドメインの移管を承諾してしまいました。

不透明な管理費と膨れ上がる請求額

ウェブサイトは無事に完成。しかし、ここからが悪夢の始まりでした。

ウェブサイト公開後、業者からは毎月「サーバー・ドメイン管理費」という名目などで
請求が届きました。
当初は数千円だったですが、サイトのページを追加修正を依頼した後、
突然「サイト保守管理費」という項目が追加され、
金額が2万円に跳ね上がったのです。

具体的な作業内容の説明は曖昧なまま、
「サイトの保守管理とサイト内ページの追加修正費用」との事です。
気づけば、月々の支払いは2万円超えにまで膨れ上がっていました。

「これはおかしい…」

そう感じた林田さんが契約書を見返すと、そこには小さな文字で
「保守管理費は当社の規定に基づき変動する場合がある」との一文が。
契約時に詳しく確認しなかったことを後悔しましたが、時すでに遅し。
林田さんは、この業者との契約を打ち切ることを決意しました。

なぜ業者はドメインを移管させたがるのか?

今回のケースの最大の問題点は、自分で取得したドメインを安易に制作会社に移管してしまったことです。

ドメインは、インターネット上の「住所」にあたる、あなたのウェブサイトにとって最も重要な資産です。
本来、ウェブサイトの所有者であるあなた自身が契約し、管理し続けるべきものです。

では、なぜ業者は移管を勧めてくるのでしょうか?

  • 顧客の囲い込み: ドメインを自社で管理することで、顧客が他の業者に乗り換えにくくします。解約しようとしても、「ドメインは渡せない」「移管に高額な手数料がかかる」などと脅してくる悪質なケースもあります。
  • 不透明な管理費用の請求: ドメインやサーバーの管理・更新手続きを代行するという名目で、相場よりもはるかに高い管理費用を請求するためです。今回のように「保守」といった曖昧な名目で高額請求する足がかりになります。

本来、制作会社がウェブサイトを制作するのに、必ずしもドメイン移管は必要ありません。
サーバーの情報(FTP情報など)を伝えれば、制作作業は問題なく行えるのです。

「管理が楽になりますから」とドメイン移管を当然のように勧めてくる業者には、まず警戒心を持つべきです。

悪質な業者から身を守るために

林田さんのような失敗を繰り返さないために、以下のポイントを必ず確認しましょう。

  1. ドメインとサーバーは自分で契約し、管理し続ける 一番安全な方法です。「CONOHA」や「エックスサーバー」など、有名なサービスを利用して自分で契約し、契約後も自分の手元で管理し続けましょう。 やり方がわからなければ、契約方法をサポートしてくれる良心的な制作会社もあります。

2.契約前に作業範囲と料金体系を明確にする 初期費用に何が含まれ、月額費用で何をしてもらえるのか、追加料金が発生するのはどんな場合か、書面で明確にしてもらいましょう。「保守管理」などの曖昧な項目は、具体的な作業内容(例:月1回のプラグイン更新、週1回のバックアップ等)を確認することが重要です。

3.契約書を隅々まで読む 専門用語が多くて難しいかもしれませんが、時間をかけて必ず全ての項目に目を通しましょう。不明な点があれば、納得できるまで質問してください。その場で契約を急かすような業者は要注意です。

4.複数の会社から見積もりを取る 1社だけの話を聞いて決めるのは危険です。複数の会社から話を聞き、料金やサービス内容を比較検討しましょう。

まとめ

ウェブサイト制作は、ビジネスを成長させるための重要な投資です。
しかし、知識がないことを逆手に取って不当な利益を得ようとする悪質な業者がいるのも事実です。

林田さんは高額な勉強代を払うことになりましたが、最終的には契約を解除し、
新しい信頼できるパートナーとウェブサイトを再構築する道を選びました。

この記事を読んだあなたが、同じような過ちを犯さないことを心から願っています。
ウェブサイト制作を依頼する際は、「ドメインは絶対に自分で管理する」ということを忘れないでください。そして、あなたのビジネスに真摯に寄り添ってくれる、信頼できるパートナーを見つけてください。

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